こんにちは、ラッキーです。
今回は、童夢について、ご紹介していきたいと思います。
しかも、1巻完結だから読みやすいよ
童夢 あらすじ
どんなストーリーかといいますと、
物語の舞台は、埼玉県川口市の芝園団地がモデルになっているマンモス団地である。
この団地では、住人が変死を遂げるという事件が連続して起こっていた。
警察はこの事件を捜査するが、手がかり一つ見つからず、完全に手詰まり状態だった。
そんな中で、超能力を持つ小学生の女の子・エッちゃんだけが、団地に住む老人・チョウさんが超能力で次々と住人を殺害していることに気づく。
この作品は、団地全体を巻き込むエッちゃんとチョウさんの苛烈な戦いを描く超能力バトル漫画である。
また本作は、緻密な描き込みと写実的・立体的な描写が特徴である。※引用
物語の舞台は埼玉県川口市のとある団地が舞台となっています。
この何の変哲もない、日常の中で、住人が変死する事件が発生。
しかも同様の事件が連続して起こったことから物語は突如急展開を迎えます。
警察が捜査しても、手掛かりは全く見つからず、完全に手詰まりの状態の中、
ある一人の小学生の女の子だけが真実にたどり着きます。
そこから、この小学生の女の子、エッちゃんと犯人との壮絶なバトルが始まります。
童夢 レビュー・感想
AKIRAの原点 衝撃的で挑戦的 賞賛を浴びるべき重厚なストーリー!
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※版元ドットコム引用
これは、小学生と老人のガチンコ超能力バトルマンガです。
これだけ聞くと、なんだかよくわからんな、と思いませんか。
安心してください、僕も最初はよくわかりませんでした(笑)
ただ、最初に言っておきます、これおもろいです。
どこがって言いますと、一番は子供と老人のバトル描写ですね。
とにかく描写が独創的。
団地の中を縦横無尽に飛び回りながら、超能力を駆使して戦う二人の構図が立体的な描写で、見るものをこの世界の中に引きずり込ませます。
掲載は1980年から1981年にかけてなのですが、2022年の今見ても圧倒されます。
大友克洋さんといえば誰もが知る名作「AKIRA」の作者ですが、その原点といえるのが
本作だと言われています。
確かにシーンの端々でそれを感じさせる描写いくつもあります。
前半はなんだか薄気味悪いキャラクターが次々登場し、このあとどうなるのかなと不安にもなりましたが、後半へ向けての戦いの臨場感がとてつもなく、特に屋上での戦闘シーンはページを開いた瞬間、ドキッとさせられました。
普通の団地の日常に潜む、恐ろしい人間。
その正体が判明した時のゾクッとする感じ、あなたにもぜひその結末を見ていただきたいです。
魅力あるキャラクター
登場人物全体を通して、薄気味悪いキャラクターが多いですね。。
エっちゃん、チョウさんは中でも特徴的なキャラクターです。
まずエっちゃん、本作の舞台である団地に引っ越してきた一見すると平凡な女の子。
その正体は物体を破壊したり、空中飛行したりと何でもありな超能力者である。
引っ越し当日にチョウさんの正体を見抜き、団地では発生している連続殺人事件の渦中へと巻き込まれてしまいます。
普段は明るく、周りの意見に流されない、まっすぐな性格で、ザ・主人公という感じです。
そんな女の子が連続殺人鬼に果敢に立ち向かっていく姿は心に来るものがありますよ。
そして、もう一人の主人公と呼んでもいいのが、チョウさん。
本当に気味が悪いです。
超能力者であり、人を操ったり、空中飛行したりと、やはりエっちゃんと同等の力を有しています。
老人なのですが、その性格は子供じみていて、認知症というよりは心だけが小学生のころから成長していないような印象を受けます。
精神が子供ゆえの残酷さが行動や会話の随所にあり、老人の見た目とのギャップが一層このキャラクターの恐ろしさを際立たせています。
作者:大友克洋氏について
マンガ好きなら知らない人はいないのではないでしょうか。
代表作は言わずと知れた名作「AKIRA」です。
繊細なタッチの作画と、綿密に練られたストーリーに定評があります。
特に登場人物の顔が本当にリアルです。
老人の顔のしわだけでなく、たるみなんかも忠実に再現していて、だからこそのリアルさがSFの世界観と逆にマッチしているように感じます。
本作でも小学生と老人の超能力バトルに目が行きがちですが、日常シーンの会話にも見どころがあるというのも、大友先生作品の魅力だと思います。
童夢 評価
総合評価:7.5点
-
- ストーリー性
- 4
-
- 読みやすさ
- 4
-
- 泣ける度
- 2
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- 笑える度
- 1
-
- ハラハラ度
- 4
- ストーリー性:不審死事件は誰がどうして起こしたのか、最後まで目が離せません
- 読みやすさ:難しい推理は必要ないです
- 絵のタッチ:空中浮遊の描写なんかは自分も飛んでいるかのように感じます ほんとです
- 泣ける度:泣ける作品ではないですね とにかく画力に圧倒されます
- 笑える度:ホラー×超能力×バトルって感じですね
- ハラハラ度:痴呆老人、怖すぎます
- アクション:圧倒的な画力と超能力者二人の臨場感あるバトルに目が離せません
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