こんにちは、ラッキーです。
今回は、WANTEDについて、ご紹介していきたいと思います。
本作はあの、ワンピースの原点と言われてるよ。
しかも、1巻完結だから読みやすいよ
WANTED あらすじ＆レビュー、感想
※コミックシーモア引用
実は本作品は5話の短編集となっていまして、なんと尾田先生が高校生の時に描いた作品なんです。
高校生のころから書いていたなんて、驚きです。
ここでは、5話それぞれのあらすじを解説していきますね。
【1話目】WANTED あらすじ＆レビュー、感想
どんなストーリーかといいますと、イカしたガンマンが次々と敵を倒していく物語です。
まずこの主人公、第一印象ダサいです、なんかこう残念な感じです。
ザ・主人公ではなく、逃げれるときには逃げる、戦いも好きではない感じです。
そんな主人公が自称最強の賞金稼ぎ、ワイルド・ジョーの幽霊に取りつかれ？、やがて殺し屋の中の殺し屋であるシノ・フェニックスに命を狙われることになり、ひょんなことから自分から勝負を挑んでしまいます。
なぜ、主人公は自分から勝負を挑んでしまったのか、そして死闘の結末は？！
という、あらすじですが、内容も短編とは思えないほど、詰まっています。
主人公の飄々とした雰囲気が何とも言えず、憎めませんし、それでいてラストではありえないほどの実力を発揮していて、見ていてスカッとしてしまいます。j
尾田先生、見せ方うますぎるでしょ。
ちなみにこの作品、1992年の手塚賞の準入選受賞作です。
【2話目】神から未来のプレゼント あらすじ＆レビュー、感想
どんなストーリーかといいますと、アホな神様と、その行いのせいでとばっちりをくらうスリ師の物語です。
スリ師と神様って、全然境遇が違うのに、本作では普通にしゃべってます。
その掛け合いが普通ならおかしいのに、全然自然だから逆にツボってしまいます。
平凡な主人公がいきなり、神様から隕石から人々を救えだなんてやばすぎますよね。
しかも、神様がやらかしたせいなのに、主人公には同情します、はい。
作画はやはり尾田先生、迫力あるシーンがいくつもあり、ハラハラさせられます。
二人の掛け合いはギャグしかなく、面白いですし、ラストは、なぜ主人公がスリ師という設定だったのか、納得してしまいます。
伏線の回収とか尾田先生の十八番ですよね。
【3話目】一鬼夜行 あらすじ＆レビュー、感想
どんなストーリーかといいますと、主人公が鬼を倒す物語。
う～ん、どこかで聞いたことがあるような気が。。
和風なテイストで、これまでの2作とは異なり、結構悲しい物語です。
主人公は腕の立つ人物で、失踪してしまった師匠を探し、ある集落にたどり着きます。
そこでは人食い鬼と呼ばれる化け物がおり、人々を苦しめていました。
そこで、主人公が颯爽と鬼を退治するのかと思いきや、そうさせないのがさすが尾田先生と思いました。
ここで、もう一人、仮面を被って人々を脅かして遊んでいるふざけたやつが登場します。
でもそれには理由があって。。。
ついに主人公が人食い鬼と対峙する際には、まさかの事実が判明します。
正直、鬼という化け物に目が行ってしまい、その正体が実は・・・なんて思いもしませんでした。
またしても尾田先生にしてやられました、最高に面白かったです。
【4話目】MONSTERS あらすじ＆レビュー、感想
本作、WANTEDのレビュー記事の多くではワンピースの原点でもある、5話目のROMANCE DAWNが一番面白いと書いてありますね。
確かに面白い、ただ、私はこのMONSTERSがナンバーワンです。
いや、もう完成されてます。
本当に高校生の時に描いたんですかっていうくらい、笑いあり、涙あり、最高のバトルありの作品です。
しかもその完成度を短編で構成しており、天才、という言葉では表現できないなぁ、感じました。
主人公は最強の剣豪「キング」との戦いを夢見る侍、リューマです。
とにかく、明るく気合だけは十分な少年という感じで、好感が持てます。
そんなリューマが行き倒れたところを助けるのが、竜にすべてを奪われた少女、フレアです。
このフレアもとにかくかわいそう。
必死に明るくふるまって、絶対に人前では弱みを見せないんですが、そんな彼女があるできごとをきっかけに心が折れてしまいます。
つらい、つらすぎます。本当に見ていて悲しかったです。
それを見てしまったリューマがどうするのか、ここから終盤にかけ、怒涛の伏線回収と迫力ある戦闘シーンが続きます。
正直、根性だけの夢見る少年だとも思っていた主人公が、キングに匹敵するほどの実力を持つ剣士や町一つを簡単に滅ぼすことのできる竜とどう戦うのか、そしてラストに明かされる衝撃の真実をぜひ読んでほしいです。
鳥肌モノですよ！
【5話目】ROMANCE DAWN あらすじ＆レビュー、感想
言わずと知れた、ワンピースの原点！
本作ではワンピースと少し世界観が違ったり、まんまワンピースではありませんが、うん、こっちもありと思わせる作品です。
ルフィはルフィですし、ゴムゴムの実の能力で敵と戦っていく姿を迫力ある画力で表現されている部分はワンピースと比較しても遜色なしです。
さすがにゴムゴムの実の能力では驚きませんでしたけどね(笑)
さらにラストでは大海賊となってヒゲを生やした大人の姿で登場しますが、尾田先生曰く、「『ONE PIECE』のルフィもその領域に達するのかは自分でもわからない」と言っています。
そこは本当に気になるところですね。
兎にも角にも、ワンピース好きなら見ない手はありません。
WANTED 評価
総合評価：9.5点
-
- ストーリー性
- 5
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- 読みやすさ
- 4
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- 泣ける度
- 4
-
- 笑える度
- 4
-
- ハラハラ度
- 4
- ストーリー性：5話ありますが、どれも笑いあり、涙ありの最高のストーリーです
- 読みやすさ：テンポよく読めます
- 絵のタッチ：まんまワンピースです
- 泣ける度：尾田先生に泣かされますよ
- 笑える度：各話で魅力的なキャラクター同士の掛け合いが本当に面白いです
- ハラハラ度：絶対勝てないでしょ、と思わせてからの展開は秀逸です
- アクション：強大な敵とのバトルは圧巻です
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